知って得する話ー風呂敷再発見⑩
茉莉花VOL71 2008春号より
「風呂敷は持っているけれど、いつ、どれを使えばいいか分からない」とおっしゃる方。使い分けの第一のポイントは「素材」です。
慶弔、お中元、お歳暮などの改まった時には、正絹のものがいいでしょう。普段使いには、レーヨンやポリエステルなど化学繊維のものを。ポリエステルはしわになりにくく、使いやすいです。綿なら家で手洗いできるので、普段の買い物にもどんどん使えます。
もう一つの目安は「サイズ」。45センチ角の正絹ちりめんなら、のし袋を包むふくさ代わりになります。200センチ角なら、ベッドカバーなどインテリアにも。自由な発想で、暮らしを楽しんでくださいね。
取材協力:日本現代作法会 総師範
日高 美知子さん(広島県呉市・光明寺)